こんにちは。
現地2017年4月12日、カブス・ナインに2016ワールドシリーズ・チャンプの記念すべきリングが手渡されました!
MLB.com では非常に珍しい23分44秒もの長さの動画です。雰囲気だけでも伝わってきます。
↓
チャンピオン・リングは非常に豪華なリングで、これ欲しさにワールドシリーズ・チャンプを目指す選手が多いのもうなづけます!
その作りがこちら。
It’s the details that count. #ThatsCub pic.twitter.com/qy6uiACDNG
— Chicago Cubs (@Cubs)
引退したキャッチャーのデビッド・ロスも駆けつけましたね。
本当にいいリングです。
さて、この日のゲームですが、カブス先発のジョン・ラッキー、ドジャース先発のブランドン・マッカーシーともにナイス・ピッチングを見せ、いい投手戦となりました。
ジョン・ラッキーは6回を被安打4、失点1、奪三振がなんと10。
初回にドジャースの1番バッター、アンドリュー・トーレスから先制HRを浴びましたが、打たれたボールは非常に厳しいボールであり、むしろあの低めの変化球を打ったトーレスを褒めるべきだったと思います。
あれを打たれたら、仕方ありません。
ブランドン・マッカーシーも6回でマウンドを降りたのですが、こちらも被安打が4。与四球が3つあり、奪三振が4。ラッキーの方がインパクトのある内容でしたが、マッカーシーはカブス打線を相手に無失点でした。これはお見事!
ドジャースは2番手以降も好リリーフを見せ、カブス打線に仕事をさせませんでした。
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↑WS2016 Gm6でのカブスの投手起用
こんにちは(^^)
現地2016年12月15日、ヤンキースと5年契約を結んだアロルディス・チャップマンですが、記者とのインタビューで2016年ワールドシリーズ第6戦での起用に納得がいかなかったと語りました。
これを読んだ時に、イニングまたぎなどイヤという意味か??と思って読み進めたのですが、そうではなく、反対の意味でした。
このゲームはチャップマン登板時の7回2アウト時点でカブスが7–2とリード。二人目のモンゴメリーがランナーを2人背負ったところでバッターがフランシスコ・リンドールを迎えるという場面でした。
チャップマンはリンドールを打ち取り、さらに8回も1ヒットを打たれたものの、3人で無失点に抑えました。
9回にもマウンドに上がったチャップマンでしたが、先頭のプランドン・ガイヤーに四球を出したところて、ペドロ・ストロップに交代したという流れがありました。
これに対し、チャップマンがなんと言っているかというと、端的に言ってしまえば、「投げたかった」ということです。インタビューでは投手は戦士なんだと。だからあの場面は任せてもらいたかったということを言っています。
前向き発言でホッとしました。
"I never told them my opinion about the way he was using me, because the way I feel is that as baseball players, we're warriors," Chapman said. "Our job is to be ready to do what we need to do on the field. If they send me out there to pitch, I'm going to go out and pitch.
"If I'm healthy, I'm going to go out there and pitch. If I'm tired, I'm going to put that aside and just get through it. It's kind of like a warrior, you know, they send you somewhere and you've got to go there. Your mentality is that you have to go there and do your job. That's the way I see it."
再びヤンキースに戻ったチャップマン。2017シーズンも期待したいところですね。
筆者はマッドン監督の判断でよかったと思っています。このWSは流れがコロコロ変わるシリーズで、インディアンスはアンドリュー・ミラーというゲーム・チェンジャー(流れを変えるという意味で)をうまく起用し、勝利をものにしていました。
点差はあったものの、敵地プログレッシブ・フィールドでの開催もあり、Game 5で2.2イニング、42球を投げたチャップマンに対し、翌日の最終戦に備えさせる意味でもあのタイミングがベストだったと思います。
酷使されないようにしてもらいたいところですね。
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こんにちは。
非常に盛り上がった2016ワールドシリーズですが、 現地2016年11月22日、DVD・ブルーレイディスクの発売開始に先立って、シカゴでプレミアム試写会が開催されました。
カブス・ファンにとっては待ちに待ったWS制覇のチャンスだったにも関わらず、インディアンス投手陣、打撃陣、フランコーナ監督の知恵がその行く手を阻もうとしましたね。
インディアンスにとっても久々のワールドシリーズ制覇のチャンスでしたから、当然です。
しかし、108年もWS制覇から遠ざかっていれば、様々な試練が用意されているものですね。
どっちに転ぶかわからないモメンタムをいかに掴むか、またいかに渡さないかの生々しい攻防が個人の野球人生とも相まってノンフィクションなのに、フィクションのような戦いとなった両チームの激闘は永久保存版となりうる価値ある作品となって誕生しました。
このプレミアム試写会で若干の編集は入るかもしれませんね。
とてもカッコいいトレイルが出来ていたので、ご覧ください。
ベン・ゾブリストが放った勝ち越しの二塁打、そしてその時セカンドベース上で見せたガッツポーズはかっこよかったですね!
カブスの誰もがヒーローでしたが、ゾブリストのこのガッツポーズに全てが集約されているように思えました。
(関連リンク)
■日本でも発売
Amazonで12月6日に発売予定です。
DVDの方が価格は安いですが、インポートですので、視聴にはリージョン・フリーの再生機が必要です。詳しくは右のカラムにあるリージョン・フリーDVDプレーヤーをご覧ください。
価格はやや上がりますが、ブルーレイディスクなら日本でもこのまま見られます!
これは自身へのご褒美にしたいと思います。楽しみです!
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こんにちは。
今年のワールドシリーズは本当に面白かったですね!筆者は余韻がまだ抜けきれません!
その余韻の中でも筆者の心をひときわ引いているのが、2016シーズンで引退を表明しているカブスのキャッチャー、デービッド・ロス(David Ross #3)の送球です。
デービッド・ロスのポストシーズンでの送球を見ていると、本当に今年で引退する捕手の送球か!?と目を疑うこと多数。
信じられないくらいにかっこいいデービッド・ロスのポストシーズンでの送球を上げておきます。
まずはもっとも印象的だったNLDSのジャイアンツ戦での2つのシーン。特に1つめの2盗を刺すシーンのランナーの遅れ具合に注目です。とにかく送球までの動作が速くて、球速が速い!
↓↓↓
【動画】Ross nabs two baserunners (現地2016年10月7日)
そして多くのMLBファンを釘付けにしたであろう、リンドールを到着前に余裕でアウトにしたこの送球!
サイトへの埋め込みになっていないのが非常に残念です。
↓
【動画】Ross nabs Lindor in the 6th (現地2016年10月30日 WS Gm5)
実はゲーム1でもリンドールを刺した似たような場面があったのですが、上のGm5の送球の方が少し速かったので、上の動画をピックしました。
自身の捕球ミスでセカンドランナーまで返してしまったGm7。
その後の打席で、帳消しにするようなホームランを放ったのもよかったですね。しかも相手投手は天敵、アンドリュー・ミラーでした。
ちょっとおちゃめなシーンもありました(Gm5)。
■D・ロスのキャリア
デービッド・ロスは今季は39才でのシーズンで、ここ数年は場面に特化した出場となっていました。
もともと1998年アマチュア・ドラフト7巡目(全体順位216番目)でドジャースから指名を受け、プロ入りしました。ちなみに同じ年の同じ7巡目でプロ入りして大きく羽ばたいた選手に16シーズンもカージナルスにいたマット・ホリデーがいます。
21才でプロ入りし、メジャー・デビューは2002年。4年かかりました。大学経由の捕手としてはまだ順調なデビューかもしれませんね。その後は複数にチームを渡り歩きました。レッドソックスには実は2回所属していたんですね。筆者も知りませんでした。
出場試合数から振り返ったキャリア・ハイはレッズ時代の2007年。捕手の場合、配球の円熟味などもありますし、打撃との兼ね合いもありますから、なかなかどの指標を使って評価するかは難しいですね。
ちなみにキャリアを通じての盗塁阻止率はMLB歴代371位の34.74%。現役ではトップクラス。ついでに歴代1位は1948年から1957年まで現役だったブルックリン・ドジャースのロイ・カンバネラの57.40%。近代野球だとイワン・ロドリゲスが歴代78位の45.68%。
この数字は1000イニング出場など一定の条件でふるいにかけられています。
カブスに移籍してからはレッドソックス時代の相性のよさを買われ、ジョン・レスターとともにカブスに移籍し、文字通り、レスター登板専用の捕手としての出場となりました。
Year | Age | Tm | G | H | HR | RBI | TB | Pos | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2002 | 25 | LAD | 8 | 2 | 1 | 2 | .200 | .985 | 6 | /2 |
2003 | 26 | LAD | 40 | 32 | 10 | 18 | .258 | .892 | 69 | 2 |
2004 | 27 | LAD | 70 | 28 | 5 | 15 | .170 | .544 | 48 | 2 |
2005 | 28 | TOT | 51 | 30 | 3 | 15 | .240 | .671 | 49 | 2 |
2005 | 28 | PIT | 40 | 24 | 3 | 15 | .222 | .642 | 41 | 2 |
2005 | 28 | SDP | 11 | 6 | 0 | 0 | .353 | .859 | 8 | /2 |
2006 | 29 | CIN | 90 | 63 | 21 | 52 | .255 | .932 | 143 | 2 |
2007 | 30 | CIN | 112 | 63 | 17 | 39 | .203 | .670 | 124 | 2 |
2008 | 31 | TOT | 60 | 32 | 3 | 13 | .225 | .721 | 50 | 2 |
2008 | 31 | CIN | 52 | 31 | 3 | 13 | .231 | .747 | 49 | 2 |
2008 | 31 | BOS | 8 | 1 | 0 | 0 | .125 | .250 | 1 | /2 |
2009 | 32 | ATL | 54 | 35 | 7 | 20 | .273 | .888 | 65 | 2 |
2010 | 33 | ATL | 59 | 35 | 2 | 28 | .289 | .871 | 58 | 2 |
2011 | 34 | ATL | 52 | 40 | 6 | 23 | .263 | .761 | 65 | 2/D |
2012 | 35 | ATL | 62 | 45 | 9 | 23 | .256 | .770 | 79 | 2 |
2013 | 36 | BOS | 36 | 22 | 4 | 10 | .216 | .681 | 39 | 2 |
2014 | 37 | BOS | 50 | 28 | 7 | 15 | .184 | .629 | 56 | 2 |
2015 | 38 | CHC | 72 | 28 | 1 | 9 | .176 | .518 | 40 | 2/1 |
2016 | 39 | CHC | 67 | 38 | 10 | 32 | .229 | .784 | 74 | 2 |
15 Yrs | 883 | 521 | 106 | 314 | .229 | .739 | 965 | |||
162 Game Avg. | 162 | 96 | 19 | 58 | .229 | .739 | 177 | |||
G | H | HR | RBI | TB | Pos | |||||
ATL (4 yrs) | 227 | 155 | 24 | 94 | .269 | .816 | 267 | |||
LAD (3 yrs) | 118 | 62 | 16 | 35 | .207 | .703 | 123 | |||
CIN (3 yrs) | 254 | 157 | 41 | 104 | .227 | .780 | 316 | |||
BOS (3 yrs) | 94 | 51 | 11 | 25 | .195 | .638 | 96 | |||
CHC (2 yrs) | 139 | 66 | 11 | 41 | .203 | .655 | 114 | |||
SDP (1 yr) | 11 | 6 | 0 | 0 | .353 | .859 | 8 | |||
PIT (1 yr) | 40 | 24 | 3 | 15 | .222 | .642 | 41 |
デービッド・ロス、まだまだ見たい選手でしたね。
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こんにちは。
108年ぶりのワールドシリーズ制覇の余韻が冷めやらぬカブスですが、現地2016年11月4日、シカゴの街でパレードが行われ、盛大に祝福されました!
(2016年11月4日)
すごい人ですね!
シカゴ市当局の発表によると、バレードにはおよそ500万!!もの人が集まったとのこと。VTRでも複数の場所が映っていましたが、それぞれの場所で相当な数の人が集まったことは事実でしょう。
それにしてもすごい。
これを見て思ったのはこれから文化、金融の中心が内陸のシカゴに移っていく序章かななどと妄想しました。
まあ、あくまでも私の妄想です。
これからメジャー・リーグは本格的なストーブリーグに突入します。
今年はどんな大きな移籍話が出て来るのでしょうか??
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World Series MVP: @benzobrist18 pic.twitter.com/pIsRYYHw06
— Chicago Cubs (@Cubs) 2016年11月3日
こんにちは
すごいゲームでしたね。
ゲームが行なわれていた昼間、試合展開に目が離せなくて自宅から動けませんでした。夕方から行動という休みを有効に使えないパターンに陥りましたが、その価値は十分にあるほどの素晴らしいゲームでした。
これぞワールドシリーズですね。
#Cubs win wild Game 7 to claim #WorldSeries title.
— Chicago Cubs (@Cubs) 2016年11月3日
Recap: https://t.co/9VMuvqP409 #FlyTheW pic.twitter.com/bmwDsuhGDl
まずスタメンですが、以下の通り。
【カブス】
1 デクスター・ファウラー CF
2 カイル・シュワーバー DH
3 クリス・ブライアント 3B
4 アンソニー・リッゾ 1B
5 ベン・ゾブリスト LF
6 アディソン・ラッセル SS
7 ウィルソン・コントレラス C
8 ジェイソン・ヘイワード RF
9 ハビアー・バイエス 2B
P カイル・ヘンドリクス
6戦からカイル・シュワーバーがDHで2番に入りましたので、以降1つずつずれているといったメンバーです。先発キャッチャーはコントレラス。デービッド・ロスはジョン・レスター登板時にマスクをかぶります。
しかし、最も打つ選手を2番に起用する風潮が定着しつつありますね。
ピッチャーは今シリーズ、安定感バツグンのカイル・ヘンドリクスです。普通3番手は結構落ちるものですが、ジョン・レスター、ジェイク・エアリエッタと肩を並べる実力です。
【インディアンス】
1 カルロス・サンタナ DH
2 ジェイソン・キプニス 2B
3 フランシスコ・リンドール SS
4 マイク・ナポリ 1B
5 ホセ・ラミレス 3B
6 ロニー・チゼンホールRF
7 ラージャイ・デービス CF
8 ココ・クリスプ LF
9 ロベルト・ペレス C
P コーリー・クルーバー
1番にカルロス・サンタナをもってきました。もっとも当たっているラージャイ・デービスは7番というこれまた絶妙な打順にフランコーナ監督は入れてきました。
ココ・クリスプが入ってますね。
先発投手は29日のGame4で投げたばかりのコーリー・クルーバーが中3日で登板です。
■白熱したシーソーゲーム
【1回】
カブスは1回表、デクスター・ファウラーの先頭打者ホームランでいきなりの先制点。幸先がよかったですね。
【3回】
インディアンスも負けていません。3回にココ・クリスプが2塁打で出塁した後、ロベルト・ペレスの送りバントで3塁に進塁。1番のカルロス・サンタナがシングルを放ちすかさず1-1のタイにもっていきました。
【4回】
カブスは追いつかれた直後の4回表、先頭のクリス・ブライアントがシングルで出塁。ブライアントに当たりが戻ったのは大きかったですね!打線の厚みが違います。
アンソニー・リッゾが死球をもらった後、ゾブリストが凡退するも2塁ランナーのブライアントと1塁ランナーのリッゾがそれぞれ進塁。
アディソン・ラッセルがショートが捕ろうかというような浅いセンター・フライを放ち、2アウトで得点なしと思われた瞬間、クリス・ブライアントがかかんにホームを陥れます。この走塁はすごかったですね。
カブスが2-1とリード。さらにウィルソン・コントレラスの2塁打でリッゾが生還し、3-1とリードを広げます。
これでカブスの流れかと思われました。
【5回】
5回表には徹底マークされていた先頭のハビアー・バイエスがソロホームランを放ち4-1に。ファウラーがシングル、カイル・シュワーバーがダブルプレーで2アウトとなりつつも、四球で出たクリス・ブライアントを置いて、アンソニー・リッゾがタイムリーを放ち5-1とリードを拡大。
5回裏には2番手で登板したジョン・レスターとデービッド・ロスの間でバッテリーエラーが出て2点を返されるも(5-3)、直後の6回表に、2失点にからんだデービッド・ロスがホームランを放ち、カブスが6-3とリードし、終盤へ突入します。
こうなればもうカブスの流れで間違いないとと思えたのですが、インディアンスが反撃を開始します。
■インディアンス・ファン↑、カブス・ファン↓
【8回】
カブス2番手のジョン・レスターが8回2アウトから出塁を許したところで、マッドン監督はクローザーのアロルディス・チャップマンに交代。
しかし、これが裏目でした。チャップマンは連投の疲れからかいつものキレがなく、ブランドン・ガイヤーにタイムリー二塁打を打たれ、6-4に。さらにラージャイ・デービスに低めの難しいボールをすくわれてこれがレフトスタンドに入る同点の2ランホームランに(6-6)。
これでもうインディアンスが逆転すると思いました。カブス・ファンはこの期に及んでまだ呪いが生きているのか!と恨んだことでしょう。インディアンス・ファンは大喜びです。
チャップマンは後続をうちとり、9回へ。
【9回】
9回は両チームともに無得点。延長に入ります。
ここで降雨があり、中断。ピッチャーにとっていやなインターバルでしたね。いつ降り止むかわからないのですから。結局17分の中断でした。
■降雨の間のミーティングで蘇ったカブス
中断の間にカブスはミーティングを開き、絶対にこの試合をものにするぞと確認しあったようです。このミーティングが活きましたね!
【10回】
10回表、カブスは先頭のカイル・シュワーバーがシングルで出塁。アルバート・アルモーラ・ジュニアが代走で出場。
つづくクリス・ブライアントがセンターへあわやホームランかという大飛球を放ちました。アルバート・アルモーラ・ジュニアがこの深い当たりで2塁にタッチアップ。これはいい仕事でしたね。
リッゾの肩の荷が降りたと思います。シングルでよくなったわけですから。
ここでインディアンス・ベンチの考えがわからなかったのですが、1アウトでアンソニー・リッゾを敬遠します。
ランナーを貯めたくないシチュエーションでしかもネクストがベン・ゾブリストという経験豊富なバッターなのにどうして?と思いました。本当にわからなかったです。
その後、ベン・ゾブリストが3塁線をやぶる2塁打を放ち、カブスがついに勝ち越し(7-6)!
インディアンス・ベンチはさらにアディソン・ラッセルも敬遠。ここはまだわかる気がしました。前日にグランドスラムを打っていますし。しかし、ランナーは貯めたくなかったですね。勝負してほしかったです。
つづく途中出場のミゲル・モンテロにもシングルが出て、カブスが8-6に。
ジェイソン・ヘイワードは三振に倒れました。ヘイワードはこのシリーズさっぱりでしたね。バイエスも打ち取られ、いよいよ最後の守りに。
10回裏のマウンドに注目していたのですが、カブスは中断もあったことから、チャップマンを下げました。
カール・エドワーズ・ジュニアがマウンドに。
ちょっと頼りないかな?などと思って見ていましたが、2アウトまで簡単にたどり着きました。
最後のアウトはブランドン・ガイヤーという結構イケイケの選手でもあったのと、さすがに固くなったようです。ガイヤーを四球に。
一生懸命に腕を振って頑張っていたのですが、仕方ありませんね。しかし、なんとしてもガイヤーで切りたかったですね。
つづくバッターはもっとも怖いラージャイ・デービスでしたから。
ブランドン・ガイヤーが2塁へ進塁した後、ラージャイ・デービスはストライクを取りに来た2球目をたたき、1点を取り返します(8-7)。やはり打ちましたね。
これはさすがにドキドキした場面でした。
カブス・ベンチは残り1アウトをマイク・モンゴメリーにスイッチ。
ここで四球とか出すと怖いなと思っていたのですが、緊張していたのは打者も同じでした。マイケル・マルチネスがなんと2球目のカーブを早打ち。クリス・ブライアントがきれいに処理してゲームセット。
カブスが108年ぶりにワールドシリーズ制覇!1945年のワールドシリーズに起こったビリー・ゴートの呪いを払拭した瞬間でした。
Congratulations!
MVPは勝ち越し二塁打を放ったベン・ゾブリスト。男前がさらに男を上げました。
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インディアンスがジョシュ・トムリン、カブスがジェイク・エアリエッタで始まったGame 6はカブスが序盤からジョシュ・トムリンを攻略。
アンドリュー・ミラーが出て来るまでに大差をつけるという理想的な試合運びで3勝3敗のタイに持ち込むことに成功しました。
.@Addison_Russell drives in six runs as #Cubs force #WorldSeries Game 7.
Recap: https://t.co/88bRTOn0nu #FlyTheW pic.twitter.com/IN9dyKtIDe— Chicago Cubs (@Cubs)
■K・ブライアントが先制HR
インディアンス・バッテリーから警戒され、Game 4までまったく音無しだったクリス・ブライアントに初回、ソロホームランが飛び出したことでカブス打線に火がつきました。
初回はブライアント以降、リッゾ、ゾブリストがシングルで出塁し、アディソン・ラッセルの2塁打で2点を追加。カブス3-0とリードします。
さらに3回には、カイル・シュワーバーが四球、リッゾ、ゾブリストの連続シングルで満塁とした後に、またしてもアディソン・ラッセルが殊勲打。
2ボールのあとのストライクをとりにきた2シームをフルスイング。これがゲームの流れを決定づけるグランドスラムとなり、カブスが4点を追加。7-0とリードを広げます。
インディアンスは4回にマイク・ナポリのホームラン、5回にジェイソン・キプニスのホームランで2点を返すも、流れを変えることはできませんでした。
9回にはアンソニー・リッゾに2ランホームランが飛び出し、ダメ押し。9回裏にインディアンスが1点を返すも9-3でカブスが勝利しました。これで勝負は最終戦に突入です。
■チャップマンがまたしても早い回から登板
今シリーズはゲーム中盤の勝負どころでリリーフで一番いい投手が登板して勝利をものにするケースが目だちます。
このゲームも同様でジェイク・エアリエッタが5回2/3で交代したあと、モンゴメリーとつなぎ、7回にランナーが二人出て、フランシスコ・リンドールを迎える場面でマッドン監督はアロルディス・チャップマンを起用。
またしてもハマりましたね。
リンドールとの1塁への競争となった時に、チャップマンは足を傷めたような表情を見せましたが、9回途中まで登板しました。カブスはチャップマン降板後、ぺドロ・ストロップ、トラビス・ウッドとつないで逃げ切りました。トラビス・ウッドが出てきた時にはヒヤッとしましたが、残り1つのアウトを取りました。
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現地2016年11月1日は移動日でゲームはありませんでした。舞台は再びクリーブランドに。
Twitterに上がっていた画像ですが、印象的な照明をもつProgressive Fieldが非常に美しいです。ここで今季最後の真剣勝負が行なわれます。
24 hours to go... pic.twitter.com/Tp4VkfaZzc
— Jordan Bastian (@MLBastian)
インディアンス3勝、カブス2勝で迎えるワールドシリーズGm6ですが、負けられないカブスはGame 2で2安打、2打点と大活躍したカイル・シュワーバーがスタメンで戻ってくる予定です。これは楽しみですね。ア・リーグ・ホームのゲームですのでDHでの出場となります。
DHとは言え、寒いクリーブランドのナイトゲームですから、激しい走塁によって足を傷めないかが心配ではありますが、彼の打力はカブスにとっては相当な武器になりそうですね。相乗効果で他の選手の打撃にも好影響を与えそうです。
これがカブスの出す切り札になります。
先発はインディアンスがジョシュ・トムリン、カブスがジェイク・エアリエッタです。
右腕同士の投げ合いで、タイプは似ていますね。
カブスにとっては序盤での得点で、アンドリュー・ミラーが出ても仕方ない状況を作れるかどうかがカギになりそうです。
楽しみてすね。
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インディアンスが3勝を上げ、チャンプに王手をかけているワールドシリーズ2016。その第5戦が現地2016年10月30日、リグレーで行なわれました。
カブスはもう後がありません。
追い詰められたカブスでしたが、この日は気力十分で、当たってなかったあの人にもホームランが飛び出しましたよ!
先発はカブスがジョン・レスター、インディアンスがトレバー・バウアー。
ジョン・レスターが登板ですから、カブスのキャッチャーはもちろん相棒のデービッド・ロス。今季で引退が決まっています。ひょっとしたら、この日がレスターとバッテリーを組む最後のゲームにもなりかねません。
まずスタメンですが、以下の通り。
【インディアンス】
1 ラージャイ・デービス CF
2 ジェイソン・キプニス 2B
3 フランシスコ・リンドール SS
4 マイク・ナポリ 1B
5 カルロス・サンタナ LF
6 ホセ・ラミレス 3B
7 ブランドン・ガイヤー RF
8 ロベルト・ペレス C
9 トレバー・バウアー P
前日に引き続き、ラージャイ・デービスを1番に、この日は4番にナポリを復帰させました。実はこの日もフランコーナ監督のこのスタメンが活きたのでした。
【カブス】
1 デクスター・ファウラー CF
2 クリス・ブライアント 3B
3 アンソニー・リッゾ 1B
4 ベン・ゾブリスト LF
5 アディソン・ラッセル SS
6 ジェイソン・ヘイワード RF
7 ハビアー・バイエス 2B
8 デービッド・ロス C
9 ジョン・レスター P
カブスはデービッド・ロスがマスクの日ということで、ラッセル、ヘイワード、バイエスがそれぞれ前日よりも上がっています。
この日はお客さんもカブスナインを後押ししていたんですよね。もう歓声が画面からも伝わってくる迫力です。
先制はインディアンスでした。2回表、ホセ・ラミレスがフルスイングし、これがレフトスタンドにささるソロホームランに。インディアンスが1-0とリード。
ホセ・ラミレスのスイングはどうかしていますね。スイング・スピードが速すぎます。
先制点を与えたカブスでしたが、4回裏、先頭はクリス・ブライアント。ついに彼にホームランが出ます!
さらにアンソニー・リッゾのダブル、ベン・ゾブリストのシングルでランナーを貯め、アディソン・ラッセルのシングルでこの回2点目(2–1)。
ジェイソン・ヘイワードが三振の後、マークされていたハビアー・バイエスにもシングルが出て満塁とした後、頼もしいキャッチャー、デービッド・ロスに犠牲フライが出て、カブスが3-1とリードします。
6回表、インディアンスはフランシスコ・リンドールにシングルが出て、2–3と1点差に追い上げ、イケイケムードに。しかしここで流れを断ち切ったのはデービッド・ロスのストロング・アームでした(動画)。
この送球は大きかったですね!
7回表、カブスのマウンドはカール・エドワーズ・ジュニアでしたが、1アウトをとったところで、マッドン監督が勝負に出ます。
なんとこの早い段階から、クローザーのアロルディス・チャップマンが登板。これには驚きました。
チャップマンは気合が入っていましたね。100マイル超え連発です。チャップマンはランナーを背負う場面もありましたが、8つのアウトを取り、インディアンスを力でねじ伏せて、カブスがリグレーで2勝目をあげ、望みをつなげました。
【動画】Recap: CLE 2, CHC 3 WS Gm5
(関連リンク)
クリーブランドに舞台を移してのGame6はジェイク・エアリエッタとジョシュ・トムリンの投げ合いです。
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↑リグレーは暗いですね〜
こんにちは
現地2016年10月29日のサタデーナイト、ワールドシリーズ2016の第4戦がリグレーで行われました。ここまで、カブス1勝、インディアンス2勝。
カブスは地元でなんとか勝ちを納めたいところでしたが、またしてもインディアンスのいいところが目立ったゲームとなりました。
このゲームの先発はカブスが経験豊富なジョン・ラッキー、インディアンスがエースのコーリー・クルーバー。
コーリー・クルーバーはここまでポストシーズン絶好調で、ALCSで1敗を喫してはいますが、ERAはこのゲーム開始前までは0.74と1点を切っています。
カブスにとってなかなかハードな相手ですが、勝つしかない状況です。
スターティング・ラインナップはご覧の通り。
【インディアンス】
1 ラージャイ・デービス LF
2 ジェイソン・キプニス 2B
3 フランシスコ・リンドール SS
4 カルロス・サンタナ 1B
5 ホセ・ラミレス 3B
6 ロニー・チゼンホール RF
7 ロベルト・ペレス C
8 タイラー・ネイキン CF
9 コーリー・クルーバー P
当たっているカルロス・サンタナを4番に上げ、マイク・ナポリを控えに。そしてレフトにはラージャイ・デービスを入れました。
【カブス】
1 デクスター・ファウラー CF
2 クリス・ブライアント 3B
3 アンソニー・リッゾ 1B
4 ベン・ゾブリスト LF
5 ウィルソン・コントレラス C
6 アディソン・ラッセル SS
7 ジェイソン・ヘイワード RF
8 ハビアー・バイエス 2B
9 ジョン・ラッキー P
5番までは前日と同じ布陣で、アディソン・ラッセルを6番に上げました。ライトにはジェイソン・ヘイワードが入っています。
ゲーム展開ですが、ジョン・ラッキーは立ち上がりからエンジン全開でインディアンス打線を3人で退けます。
そしてその裏のカブスはデクスター・ファウラーの二塁打とアンソニー・リッゾのシングルでコーリー・クルーバーから先制点をもぎ取ります。
ここまではカブス、上々の出来でした(1-0)。
ところが、2回表、またしてもフランコーナ監督の見事な采配が当たります。
打順を4番に上げた先頭のカルロス・サンタナがホームランを放ち、1-1の同点に。本当にフランコーナ監督の采配は神がかっています。
そしてクリス・ブライアントの1塁への送球ミスやコーリー・クルーバーのラッキーな内野安打などもあり、インディアンスが2-1と勝ち越します。
インディアンスは3回表にもジェイソン・キプニスとフランシスコ・リンドールのコンビで1点を追加して3-1に。
その裏、カブスは2アウト1、2塁のチャンスが迎えたものの、ベン・ゾブリストが三振に倒れて無得点に。カブスは徐々にインディアンスのペースにハマっていきます。
4回、5回と両チームともに落ち着いて、迎えた6回表。インディアンスはフランシスコ・リンドールの四球とカルロス・サンタナのシングルでランナーを貯めて、ロニー・チゼンホールが犠牲フライを放ち、効率よく追加点を上げ、4-1とリードを広げます。
そして、残酷だった7回表。
カブスのピッチャーは6回から登板しているジャスティン・グリン。先頭の代打ココ・クリスプに二塁打を許し、つづくラージャイ・デービスには死球を与えたところでトラビス・ウッドにスイッチ。しかし、これが裏目に。
トラビス・ウッドの代わりばな、ジェイソン・キプニスがライトへ3ランホームランを放ち、インディアンスが終盤に7-1とリードを広げ、この時点でジ・エンドのゲームとなってしまいました。
ジェイソン・キプニスはALCSでは19打数2安打、.053と全く悲惨な状態で、ワールドシリーズでもここまでGm1から5-0、4-1、3-1と当たっている印象はなく、打率.167でした。しかし、この日で完全に目覚めましたね。翌日のGm5が怖いです。
カブスにとっての朗報は8回裏にデクスター・ファウラーがナ・リーグの天敵、アンドリュー・ミラーからホームランを放ち、初得点したことです。
しかし後続が退けられ、結局インディアンスが7-1で勝利しました。
Cleveland takes a 3-1 series lead. https://t.co/DtKlpWqwEW pic.twitter.com/wDNOrknVwx
— Chicago Cubs (@Cubs)
インディアンスはこれで3勝とし、ワールドシリーズ・チャンプに王手をかけました!
(関連リンク)
■Gm5に奇跡は起こるか?
打順の入れ替えがずばりあたったり、当たりの出ていなかった中心選手に当たりが戻ったりと、ここまでインディアンスのいいところばかりが目立つ今ワールドシリーズ。
反対にカブスにとってはラッキー・ボーイ的な存在になるはずだったカイル・シュワーバーが足の回復が思わしくないまま強行出場したことでゲームに出せなくなるなどアンラッキーな面も目立ちます。
それに、おおいに期待していたチームの顔であるクリス・ブライアントがこのゲームが終わった時点で14-1と完全に抑えられています。さらにカブス内キューバチームで、NLCSではMVPをとったハビアー・バイアスが17-2、.118と機能せず、アディソン・ラッセルも15-2、.133と封じられています。
インディアンスのマークがうまくいっている証拠ですね。
この状況で奇跡を起こすには、2014のジャイアンツのハンター・ペンスのように内部からチームを鼓舞する選手が出るかどうか。
そんな役割を担える選手が果たして出るでしょうか??それさえも呪いで封じられているのでしょうか?? ここポイントだと思います。重苦しい雰囲気を払拭しないといけません。
リグレーはただでさえ、照明が暗いんですから雰囲気は明るく行ってもらいたいものです。
Gm 5の先発はインディアンスはトレバー・バウアー、カブスはジョン・レスターが先発します。
最後に魔球の動画を↓
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _*)m
お手数かけますが、2箇所ぽちっとお願い致します。